順配置

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順配置とは何か[編集]

順配置では、要素の記憶に必要な領域の大きさが決まっている要素からなる集合が、割り当てられた領域に記憶されます。順配置は配列とも呼ばれます。この構造では単純な計算により要素の番地を計算して、その要素の情報の読み出しや書き込みを行うことができます。

順配置の特徴[編集]

順配置にある要素の数にかかわらず、以下の単純な掛け算と足し算で、順配置中の要素の番地を計算することができます。

A=H+s*i

A:要素の番地
H:順配置の先頭の番地
s:要素の領域の大きさ
i:0から始まる要素の並び順

順配置は単純な計算で要素の番地を得ることができるので、要素数の大きさに影響を受けることなく要素の読み出し/書き込みを行えます。

また、順配置に必要な記憶領域の大きさは、要素の領域の大きさに要素数をかけた数に決まります。

ほとんどのプログラミング言語において、順配置を記述するための構文が用意されています。

順配置への要素の追加と削除[編集]

順配置は記憶領域の大きさが決まっているため、要素の追加と削除を実現するためには工夫が必要です。