化学の基本
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pH
[編集]pH(ピーエッチまたはペーハー[注釈 1])とは溶液の酸性度またはアルカリ性度を示す指標で、potential of hydrogen または power of hydrogenの略。 溶液中の水素イオン濃度を[H+]として、pH = -log10[H+] で計算されます。中性水溶液においては7で、アルカリ性度[注釈 2]が上がるほど数値は大きくなり、酸性度が上がるほど数値は小さくなります。その値は一般的に0から14の間にあります。[注釈 3]
物質 | pH |
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バッテリー液 | |
胃酸 | |
レモンジュース | |
コーラ | |
酢 | |
オレンジ/リンゴジュース | |
ビール | |
酸性雨 | |
コーヒー | |
茶/健康な皮膚 | |
牛乳 | |
純水 | |
健康なヒトの唾液 | |
血液 | |
海水 | |
石鹸水 | |
アンモニア水 | |
漂白剤 | |
水酸化ナトリウム溶液 |
酸
[編集]酸の特徴
- 酸性溶液は青色リトマス試験紙を赤色に変えます。
- 塩基や金属と反応し様々な塩をつくります。
- 酸味があります。
アレニウスによる酸の定義 | 水に溶けたときに水素イオンを生じるもの。 |
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ブレンステッド・ローリーによる酸の定義 | 水素イオンを他の化合物に与えるもの。 |
ルイスによる酸の定義 | 他の化合物から電子対を受け取り共有結合をつくるもの。 |
アルカリ
[編集]アルカリの特徴
- アルカリ溶液は赤色リトマス試験紙を青色に変えます。
- 酸と反応して各種の塩をつくります。
- 苦味があります。
アレニウスによる酸の定義 | 水に溶けたときに水酸化物イオンを生じるもの。 |
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ブレンステッド・ローリーによる酸の定義 | 水素イオンを他の化合物から受け取るもの。 |
ルイスによる酸の定義 | 他の化合物に電子対を与えて共有結合をつくるもの。 |
周期表
[編集]周期表は元素をその特性ごとにまとめたものです。原子の中心には正の電荷(+)をもつ陽子と電荷を持たない中性子からなる原子核があり、その外側を負の電荷(-)を持つ電子が回っています。原子番号とは陽子の数であり、周期表では原子番号順に元素が並んでいます。
References
[編集]Properties of alkalies and acids
脚注
[編集]- ↑ JIS Z 8802ではピーエッチと読むと定義されていますが、伝統的なドイツ語読みであるペーハーもよく用いられています。
- ↑ アルカリは塩基とも呼ばれます。
- ↑ 実際には、pHは水素イオン活量aH+を用いてpH=- log10aH+と定義されています。この時、この溶液が十分に薄いときには水素イオン濃度による定義による値とよく一致します。ただし、非常に濃い酸やアルカリである時にはこの定義を用いないと正確な予測がしにくくなってしまいます。また、pHが0を下回ったり、14を超えるような場合、つまりきわめて強い酸やアルカリの強さをはかるためには、にはpHとは異なる酸やアルカリのはかり方である酸度関数というものを用いる事が一般的です。