参照
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定義
[編集]参照という概念により、情報を指し示すことができます。
ここで指し示す情報を表す値を参照値と呼びます。
参照の実装
[編集]参照という概念の実装を以下にいくつか挙げます。
- 情報を記録する記憶領域の番地に基づく実装
- 情報の識別子に基づく実装
- 情報に明示的に定義した識別子に基づく実装
- 情報の並びの中の位置を識別子とみなした実装
- 書式に基づき情報を参照する実装
参照値への演算
[編集]低水準なレベルでは、多くの処理系で番地は数値として実装されているので、参照を情報を記録する記憶領域の番地に基づいて実装して、数値と同様の演算を参照値に対して行う事が可能です。 たとえば機械語レベルではハードウェアに実装された一時記憶装置上のアドレッシングの機能を直接的に利用することができますし、Cのような低水準のプログラミング言語であれば、ポインタを使ってハードウェアレベルで実装されたアドレッシングの機能を利用することが可能です。
ポインタが用意されていないプログラミング言語では参照値への数値的な演算は原則的に不可能ですが、情報の並びの中の位置を識別子とみなした実装を行い、同様の処理を実現することがあります。
書式に基づき情報を参照する実装であれば、文字列処理により参照値への演算を行うことができます。