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札幌の地名、宮ケ丘、宮の森、宮の沢、宮の丘、宮丘

提供:ウィキバーシティ

札幌市には「宮」のつく地名が多くて、いつも覚えにくいし混乱するなーと思っていました。そこで今回ちょっと調べて、地理、地名を整理してみました。

まず端的に結論から書くと、下の模式的な地図を見ていただきたいのですが、ここで黒に近い濃いめのグレーの細線で囲まれた 4つの地域が住所地名で、(1)西宮の沢[手稲区](2)宮の沢[西区](3)宮の森[中央区](4)宮ケ丘[中央区]、に、なりますね。ちなみにこの模式地図では、薄いグレーの太線が区界ですし、同じ太さの水色の太線が市界です。

そしてこの地図を少し説明すると、黒い太線が鉄路で、緑縁の丸が鉄道駅です。青の線が地下鉄路線 、赤の線が国道、緑の線が高速道路(札樽道)で、この 5種は、地図に描かれている範囲の施設は、すべて記入、描かれています。そして黄色の線が道道ですが、これは、恣意的に選んで、一部の道路、道道だけを描いています。

そして青緑の細線は等高線、▲は山頂ですね。山頂については直感的に、かなりいい加減に選んで主要と思われるものを記入しました。ただ具体的な山の名前として、薄い赤は手稲山、紫は三角山、橙(∨黄)色は荒井山、緑は円山、青は藻岩山です。

また後述しますが漢字の文と社で、ごく一部の学校と神社を示しています。

宮ケ丘と宮の森

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この二つは住所に使われる地名で、(4)と(3)ですね。

ところで一番最初に思ったのは、宮ケ丘(みやがおか)の「ケ」って何だよ!! ってことなんですよ(^^;;;

これも実は Wikipedia に記述がありまして、片仮名の「ケ」ではなく、漢字「箇」「個」または「个」の略字と考えるのが妥当な文字のようですね。しかし片仮名ケの同形異字でもありますから、事実上はまったく同じように書く。ただこの文字の場合は小書き、小文字として小さく書くのがより正当な書き方のようです。

日本語の片仮名のケは、小文字として使う用法があるようには思えませんから、この使い分けは妥当に見えます。そしてパソコンの文字コードとしては、あまり細かく考えず、片仮名の「ケ」の大文字と小文字ヶ、という扱いのようです。

今回は宮ケ丘と大文字のケで書きましたが、札幌市の Webページでも表記ゆれがあって、宮ケ丘、宮ヶ丘、両方の用例があります。

ちなみにここでの意味としては、連体助詞、「が」を示す文字になっています、宮が丘、宮の丘ですね。

そして宮ケ丘の「宮」の意味は、上の模式地図上で黒で「社」と描かれている、北海道神宮のことです。ここは札幌で一番大きく中心的だとみなされている神社ですね。

ところで漢字の「宮」の意味は、うかんむりは屋根を示しているし、この場合のつくりの「呂」は、建物が連なっている様子を示しています。

日本語としての「宮」の意味は、「御屋」であり、 [1]神社 [2]皇居、御所 [3]独立した親王や皇族の尊称、の 3つになります。

「宮の森」の地名は、北海道神宮もひょっとしたら関係あるかもしれませんが、一般的に由来として言われているのは[3]の意味ですね。

1928年(昭和3年)に秩父宮雍仁親王が、翌1929年(昭和4年)に高松宮宣仁親王が来札し、三角山や荒井山でスキーを楽しみ、スキー振興にも尽力されたことがきっかけで、宮様スキー大会にもつながり、宮の森という地名が生まれて定着したようです。

宮の沢と宮の丘

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(1)が西宮の沢、 (2)が宮の沢で、住所になっている地名です。

この「宮」は、地図上で青色の"社"で示している上手稲神社ですね。この神社のある沢ってことですが、実際にはここは近場で何回か遷座しているので、詳しい事情はもうちょっといろいろあると思います。

この地図上で (A)とあるやや濃いめのグレー細線で囲まれている部分が宮丘(みやのおか)公園です。この「宮」も上手稲神社のことでしょうね。ここは山に近い割と大きな公園で、時々クマが出没することでも有名です(^^;;;

黒い"文"は手稲宮丘(みやのおか)小学校、青い"文"は宮の丘中学校です。

宮丘、宮の丘は、住所の地名としては、札幌にはありません。

以上です

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これで札幌市の宮のつく地名はバッチリですね(^^

テストには出ません(^^