C++の基礎3:変数
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変数とは
[編集]変数とは、データを一時的に保存するための場所のことです。変数を使用することで、プログラム内でデータを保持したり、参照したりすることが可能になります。
変数の宣言
[編集]変数を使用するには、まずその変数を「宣言」する必要があります。宣言とは、その変数の名前とデータ型を指定することです。
- 例
int x; // int型の変数xを宣言
データ型
[編集]データ型とは、変数に格納されるデータの種類を表します。C++には主に以下のようなデータ型があります。
- 整数型
- int, short, long, long long
- 浮動小数点数型
- float, double
- 文字型
- char
- ブール型
- bool
それぞれのデータ型で扱える値の範囲や精度が異なります。使用目的に応じて、適切なデータ型を選ぶ必要があります。
変数の初期化
[編集]変数を宣言すると同時に初期化することができます。
int x{42}; // xを宣言し42で初期化
変数への代入
[編集]変数を宣言した後、その変数に値を代入できます。
int x; x = 123; // xに123を代入
変数の利用
[編集]代入された値を利用して、四則演算や条件分岐、ループなど、様々な処理を行うことができます。
int x{2}, y{3}; int z{x + y}; // zは5で初期化される
文字列型
[編集]文字列を扱う方法としては、C形式の'\0'
で終端されたchar
の配列と、C++の標準ライブラリ・クラスのstd::string
があります。std::string
の方が扱いやすく、便利です。
#include <string> std::string str{"Hello"}; // OK char cstr[]{"World"}; // OK
まとめ
[編集]変数は一時的なデータの保存場所です。変数をうまく活用することで、プログラムの記述が柔軟になり、ロジックを構築しやすくなります。適切なデータ型を選び、変数を効果的に利用することが重要です。