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Topic:Python/環境構築

提供: ウィキバーシティ

Python環境の構築は、OSによって異なる手順が必要です。以下に、Windows、macOS、FreeBSD、およびLinuxディストリビューションでのPython環境構築の基本的な手順を説明します。

Windows

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Pythonのインストール

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  1. Python公式サイトからインストーラーをダウンロードします。
  2. ダウンロードしたインストーラーを実行し、インストールを開始します。
  3. インストール時に「Add Python to PATH」にチェックを入れることを忘れないでください。

環境変数の確認

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  1. コマンドプロンプトを開き、python --versionと入力してPythonが正しくインストールされているか確認します。
  2. もしPATHが通っていない場合は、手動で環境変数にPythonのパスを追加します。

macOS

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Homebrewを使ったインストール

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  1. Homebrewがインストールされていない場合は、以下のコマンドでインストールします。
    /bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"
    
  2. Homebrewを使ってPythonをインストールします。
    brew install python
    

インストール確認

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  1. ターミナルを開き、python3 --versionと入力してPythonが正しくインストールされているか確認します。

FreeBSD

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pkgを使ったインストール

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  1. ターミナルを開き、以下のコマンドでPythonをインストールします。
    doas pkg install python
    

インストール確認

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  1. python --versionと入力してPythonが正しくインストールされているか確認します。

Linuxディストリビューション (Ubuntu/Debian/CentOSなど)

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パッケージマネージャを使ったインストール

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  • Debian/Ubuntu:
    sudo apt update
    sudo apt install python3
    
  • RHEL/CentOS:
    sudo dnf install python3
    

インストール確認

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  1. ターミナルを開き、python3 --versionと入力してPythonが正しくインストールされているか確認します。

仮想環境の設定 (全OS共通)

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Pythonプロジェクトごとに独立した環境を構築するために、venvvirtualenvを使って仮想環境を作成することが推奨されます。

仮想環境の作成

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python3 -m venv myenv

仮想環境の有効化

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  • Windows:
    myenv\Scripts\activate
    
  • macOS/Linux/FreeBSD:
    source myenv/bin/activate
    

仮想環境の無効化

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deactivate

パッケージ管理

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仮想環境内でpipを使って必要なパッケージをインストールします。

pip install <package_name>

まとめ

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各OSでのPython環境構築は、基本的にはパッケージマネージャやインストーラーを使って簡単に行うことができます。仮想環境を使うことで、プロジェクトごとに独立した環境を構築し、依存関係の衝突を防ぐことができます。