書評を書く

提供: ウィキバーシティ
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導入[編集]

書評を書くことでその本の真価がわかることでしょう。

書評を書くことは、あなたが読んだ本を理解し評価を下すことの手助けとなります。あなたの書いた書評は他の人がその本を読むかどうかの判断材料にもなりえます。もしもあなたが書評を書く必要に迫られていたり、最近読んだ本についての意見を誰かと共有したいと思っているのであれば、この講座はあなたが有用な書評を書くことの手助けとなることでしょう。

本講座の目的

  1. ブックレポートと書評の違いを明確にする。
  2. 書評の目的と要素を説明する。
  3. 書評の例を説明する。
  4. 読んだ本についての意見を紡ぎ出すことを助ける。
  5. 書評に盛り込むトピックを示す。
  6. 書評の構成と執筆を助ける。

この講座は「書評」への言及に特化していますが、おなじアプローチは批評記事や似たような出版全般に適用できます。

Progress-1000.svg 進捗: この資料は完成しています。
Chess.svg 教育上の段階: これはノンフォーマル教育教材です。
Ætoms - Translation.svg この資料はen:Writing a Book Reviewから翻訳されたものです。
Crystal Clear talk.png 帰属: この資料はlbeaumontが作成し、活用しています。このページを発展させる際には、可能であればこの利用者と協働で行ってください。

If you would like to contact the instructor, please click here to send me an email or leave a comment or question on the discussion page.

さあ始めましょう。

手を付ける前に[編集]

ブックレポートを書くのか書評を書くのかを決めるところから始めましょう。


ブックレポートは特にアメリカ合衆国の小学校などで課題として課される、本の内容に関する議論のエッセーです。

対照的に書評は、書物の内容・スタイル・メリットに基礎を置く分析による批評の一種です。この講座では書評に焦点をあてます。

書評はふつう新しい書物の評価に用いられます。書評には本の要点についての簡単な説明が求められ、作品の良い点・悪い点への評価が与えられます[1]

一般的には批評はテキストや現象への批判的評価です[2]。書評では叙述と分析、評価の三つを行います。書評では本の文中の証拠を援用して特定の意見を表明します[3]。そしてとりわけ、書評は要約ではなく解説からなる議論を作り出します[4]

書評が問題に対処します:「この本は約束を果たすだろうか?」 結果として二つの疑問が生じます:「約束とは何だったのか」あるいは「果たすとは何なのか」の答えは証拠を引きつつ示されます。

書評の見本[編集]

次に掲げるサイトで、よくできた書評とはどういうものなのかを確認してみてください。

始めましょう[編集]

まずは本を読み始めましょう。あなたの意見を形成し結論を支えるパッセージに関して読みながらメモをとりましょう。

  1. 注意深く本を読み進めてください。
  2. あなたの個人的経験に注意してください。自然に浮かんできはじめた意見に注意してみてください。あなたは楽しみながら本を読んでいるでしょうか。それとも読書に苦闘していますか。自然に物語の世界に入っていけましたか。それとも何が書かれてあるのか理解するのに苦しみましたか。本に没頭することができましたか。それとも残りのページを数えながら読んだでしょうか。著者の語彙選択と内容のレベルはあなたに合っていましたか。信用に足る内容だったでしょうか。それとも読んだ内容を疑わざるをえなかったでしょうか。トピックは重要なものでしたか、それともつまらないものでしたか。なにか興味深かったり、役に立つことをその本から得ることができましたか。
  3. あなたの意見を記録するためにメモを取って、あなたの意見を補強する証拠を集めてください。
  4. 本を読み終えたら、メモを見直して最終的なあなたの意見を反映させてください。それらを本に対する筋の通った評価に構成しなおしていきましょう。

書評の構成と執筆[編集]

批評を書くときには、次のような順番に記述を集めます。

  1. 導入-題名、著者、出版社、出版日時、長さ、ISBN、ジャンル、読者を明確に示しましょう。
  2. 内容の要約-手短に要約します。あなたが本の調子やメッセージの両方を短い文章にまとめることができたなら、あなたの書評はいい滑り出しを見せたと思っていいでしょう。ノンフィクション作品の書評では、その本の記述を確かめて系統立てましょう。一般的な論争や理論を補強する証拠を記述してください。フィクションでは、筋書きの要約、テーマ、キャラクター、背景、内容と現実世界や類似作品との対応関係について述べてください。
  3. 分析と評価-あなたの主観的評価に焦点を置きます。書評を書く/分析トピック英語版のリストを考慮して、書評に最も関係があり重要なトピックを書いてください。書評を書く/答えるべき質問英語版のリストを考慮して最も関係があり重要な疑問について書いてください。このセクションの多くは、結論・根拠・根拠・根拠、ないしは根拠、根拠、根拠、結論というパラグラフ順で構成されることになるでしょう。
  4. 結論-先行する議論に基づいてあなたの意見を手短にまとめましょう。先述の「この本は約束を果たすだろうか?」という質問の答えを書きましょう。将来の読者への勧めを明確にしましょう。

推敲-最初の下書きを読み直し、流れ、理論の一貫性、明確さを改善しましょう。言わんとすることを明確にすることに注意を払ってください。

意見を乞う-あなたが信用できる人に下書きを読んでもらい、改善すべき点を指摘してもらいましょう。そのフィードバックを通じて書評を改善しましょう。あなたが学生ならば、この種の協働活動があなたの学校のアカデミックポリシーで認められているかどうかを確認してから行ってください。

外部リンク[編集]

関連文献[編集]

Wikipedia
ウィキペディア書評に関する記事があります。
  • Adler, Mortimer J. (August 15, 1972). How to Read a Book: The Classic Guide to Intelligent Reading. Touchstone. pp. 426. ISBN 978-0671212094. 

出典[編集]

  1. Purdue OWL, Writing a Book Review. See: https://owl.english.purdue.edu/owl/resource/704/01/
  2. The University of North Carolina at Chapel Hill Writing Center / Book Reviews See: http://writingcenter.unc.edu/handouts/book-reviews/
  3. How to Write a Book Review by Bill Asenjo See: http://www.writing-world.com/freelance/asenjo.shtml
  4. The University of North Carolina at Chapel Hill Writing Center / Book Reviews See: http://writingcenter.unc.edu/handouts/book-reviews/
  5. The New York Times Sunday Book Review, See: http://www.nytimes.com/pages/books/review/index.html
  6. NPR Book Reviews, See: http://www.npr.org/sections/book-reviews/
  7. The New York Review of Books, See: http://www.nybooks.com/