Wikiversity:研究倫理

提供:ウィキバーシティ
この文書はウィキバーシティ日本語版の公式な方針あるいはガイドラインの草案です。現時点ではまだ拘束力はありません。現在、内容に関してノートページで議論を行なっています。

先進諸国における科学的研究の倫理ガイドラインは、政府機関や学会、大学、学術誌出版社によって十分に確立されています。

研究倫理とは、研究を行うにあたり、どのような行動が認められ、どのような行動が認められないのかについてのガイドラインです。ウィキバーシティ内で研究を行う際に求められる研究倫理は以下のようなものです。

研究倫理[編集]

  1. 検証可能性 - 研究プロジェクトは、研究方法と動機、仮説を全て明示しなければなりません。進行中の研究でも同様です。
  2. 誠実性 - 例え研究結果が思わしくなく、当初の考えや仮説に適合しなかったとしても、その結果は常に正確に省略せずに報告しなければなりません。ウィキバーシティ参加者を特定の結論に導いてはいけません。
  3. 透明性 – 研究報告では、他のウィキバーシティ参加者でも自身で結論を導き出せるように、研究過程で行った全てのことを明確に透明性のある説明をしなければなりません。
  4. 客観性 – 専門家が研究の有効性を独自に検証、確認できるように、客観性のある調査の実施と報告に努めなければなりません。
  5. 主観性 – 自己の意見や考えを表明することは自由ですが、それは自己の主観であることを明確にしなければなりません。
  6. 開示 – 研究内容にバイアスや潜在的な利益相反がある場合には、研究プロジェクトの開始時に自己表明しなければなりません。このことによって研究内容に信頼性が生まれ、コミュニティがあなたの視点を理解するのに役立ちます。
  7. 信頼できる情報源 - 先行研究やデータ、その他の情報源を参照する場合には、出典を明記してください。このことによって、参照した情報源の検証が可能となります。先行研究と自己の研究を明確に区別しなければなりません。
  8. 安全性 - 研究は、安全かつ合法的な方法で行わなければなりません。「決して害を与えてはなりません( Primum non nocere )」『ヒポクラテスの誓い』。
  9. レビュープロセス – ピア・レビューのプロセスは、研究の質の管理に貢献し、研究プロジェクトの位置づけと独創性を確かなものとするための重要なステップです。

関連項目[編集]