Wikiversity:独自研究

提供:ウィキバーシティ
この文書はウィキバーシティ日本語版の公式な方針あるいはガイドラインの草案です。現時点ではまだ拘束力はありません。現在、内容に関してノートページで議論を行なっています。

独自の研究(もしくは一次的研究)は、二次的研究と対照的なものです。すべての学術的な研究は、知識が存在しているという予想から始まっています。学術的な二次的研究は、しばしば新しい知識の創造への過程へと、導いてくれることでしょう、しかし、場合によっては、それはちょうど手短に述べ、信頼できる情報源からの考えが存在していることを要約します。ウィキペディアは、新しい知識を生産しない、二次的研究の形態を認めています。例えば、ウィキペディアの編集者たちは、観点がさらに共有化されたり、著者によってめったに開かれたりしないものを要約するために、しばしば、トピックにおいて存在している発表された文献を学習したり、評価したり、要約したりします。到達点は、しばしばウィキペディアの記事に、項目のための最も重要な観点を強調してもらう、ということです。対照的に、ウィキペディアは小説に関係する独自の研究は排除しますが、以前に発表されたものに関しては排除されません。

一般社会とウィキメディア・プロジェクト内での「独自の研究」[編集]

独自の研究は、教育において重要な役割を果たします。教育とは、存在している知識についてだけではありません。教育機関の最も重要な役割の一つは、世代から世代へ、研究という「文化」と、学術的な新しい知識を追求するための方法を伝えていくことです。学生にとって、最も良い学習方法の一つは、研究プロジェクトを案内することに関係するようになることです。その教育本位の使命が与えられ、ウィキバーシティにとって、全ての種類の研究と関係することは当然です。

「独自の調査」という言葉は、ウィキメディア・プロジェクトでは特別な意味を持っています。ウィキメディア・プロジェクトでは、「独自の調査」は、未発表の信頼できる情報源に基づかず、記事の本文に編集者によって書かれた資料を表すために使われていました。それは、発表されていない資料を含んでいます。例えば、主張・概念・数値・考え方・陳述・学説などに加え、いかなる新しい分析、形勢を有利にするように思える発表された資料の総合体、もしくは、ウィキペディアの共同計測者であるジンボ・ウェールズの言葉にあるような「新しい物語や歴史解釈」に等しいものです。詳しくは、Wikipedia:独自研究は載せないを参照してください。

独自の調査に関連する、過去のウィキメディア・プロジェクトの立場については、英語版ウィキペディアのNo Original Research、英語版ウィキブックスのOriginal researchを参照してください。また、教育における研究の基本的な役割として、ウィキバーシティのコミュニティは、ウィキメディア・プロジェクトでの独自の調査活動を組み入れる方法のための、方針とガイドラインを整備しなければいけません。

ウィキバーシティ・プロジェクト計画(英語版)では、ウィキバーシティにおける研究の範囲について、短く記述されています。

"Wikiversity could act as a repository of research carried out by the Wikimedia Research Network or other people involved in wiki-based research, and could also host the proceedings of Wikimania. Whether or not Wikiversity will ever host original research in addition to secondary research is the subject of debate (see the project proposal talk page) though original research could take place based on materials in Wikiversity (eg. materials on sociology prompt a survey research project). Guidelines for what would be appropriate research will be developed during the beta phase of the project through a community consensus process, and reviewed (by the Special projects committee) after six months. There will not necessarily be 'approval' of research added to Wikiversity - though some sort of review process needs to be established which will deal with potential problems."

ウィキバーシティでの研究プロジェクトの範囲[編集]

  1. 二次的研究
    新しい知識を生み出し、方針である「独自研究は載せない」を超える文献調査
  2. 文献調査も含めた、調査という方法を用いた他の独自の調査
    新しいものを生み出し、未発表の主張・概念・数値・考え方・陳述・学説

もし、ウィキバーシティがそのような研究プロジェクトを許すことになれば、ウィキバーシティは、独自の調査から生じる具体的な問題を扱うだろう、新しい仕組みを考案し提供する必要があります。

公式的で重点的な研究[編集]

ウィキバーシティの方針
研究活動

研究についてのガイドライン
研究の範囲
審査委員会

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ウィキメディア・プロジェクトは伝統的に、プロジェクトのウェブページにおいて、情報の包含のために重要な基準として、立証可能で信頼できる情報源を支えている引用に依存しています。内容の適切性を決定する伝統的な方法は、独自の研究には適用できません。公式的な査読は、新しい学術的な研究や理論が必要としている、その領域の専門家による綿密な調査の手順です。ウィキバーシティは、学問の質を高さを維持する範囲内の、独自の研究を保証するために働く、公式的な査読システムに依存するかもしれません。

関連項目[編集]

  • 研究活動 - ウィキバーシティ内での研究活動に関係している情報源の文書について。
  • 二次的研究 - 文献調査という方法を使った研究活動について。
  • 研究の範囲 - ウィキバーシティは独自の研究を含めた様々な調査を認めたほうがよいか。
  • 研究についてのガイドライン - 質が高く学術的な研究活動のみが行われるのを保証するために、どのようなルールが必要か。
  • 審査委員会