Wikiversity:学習コミュニティ

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学習コミュニティ(Learning community)は教育上の目標を同じくする人たちの共同体です。これはモチベーションを高め最終的に各人が取り組んでいる課題への意味付けや対応手法の構築をエンパワメントする方法として様々な教育的な場で用いられている考え方です。学習コミュニティの特性は、教育的な場と商業的な場の両方において、協力によって成り立ち、集権的でなく分散していること、そうでありながら同じ「理由」を有する実践コミュニティ (Communities of Practice:CoPs) であるという点です。

Wikipedia[編集]

Wikipedia(と他のWikimediaの諸プロジェクト)は潜在的に学習コミュニティです。何かWikipediaの記事を開いてみてください。各記事には「履歴」が付随しています。 そこで多くの利用者によってその記事が書かれてきたことが見て取れることと思います(主要執筆者が一人の利用者である記事もあります!)。「会話」ページを見るとどうでしょうか。通常、質問や指摘、批判が、言い換えるならば記事のを改良するための提案がそれぞれの視点から提起されています。

ここには記事の意味や範囲に関する協議に携わる人々の集まりがあります。文章を細切れにして考えてみましょう。

  • 「人々の集まり」: この人々は自分たち自身がコミュニティーであるとは思っていないでしょう。ましてやグループであるとも。しかしながら、彼らは「ここに」おなじ「理由」――記事の改良という共通の目的のために集っています。
  • 「携わる」: 記事を改良する過程において、彼らは「慣習」――実務の手法を作り上げていきます。質問の仕方、対話の仕方、求められている事柄と最終目標に取り掛かる手法を作り上げていくのです。
  • 「記事の意味や範囲に関する協議」: 特に論争のある記事においては、これは明らかに最も時間を要するものです。「この画像は不適切。直ちに除去されるべき。」「統合かリダイレクト化すべき」「テロリストと表記すべきか抵抗運動と表記すべきか」

明らかに、Wikipediaに興味を持つ人々は(最善でないにしても)満足のいく最終的結果を作り出そうとしています。しかしながら、学習コミュニティとは何かというと、過程のことなのです。結果と過程は不可分です。協力して百科事典をつくるプロジェクトなのですから、成果は過程から生み出されます。それゆえ、Wikipedianたちは記事を作ることと同じだけ過程に関しても協議しています。ここにおいて重要なのは、論議について、それがWikipediaを如何に動かすかあるいは如何に破壊するかということについて、自己批判的認識を心にとどめておくことです。

適用[編集]

伝統的な講義の場での共通テクニックは、教師やファシリテーターが人々をグループに割り当てるもので、たとえばディスカッションや調査、レポート作成のような与えられた活動をそのグループ内で学習者たちは特定の時間内で行います。多くのe-lerning環境では生徒の交流を容易にするためにWebCT or Moodleのような環境を利用してこのような活動や枠組みを真似しています。Wikiは生来共同利用できる構成ですから、たとえ少しく異なった形であるにしても、このような目的のために利用することが可能です。Wikimediaの発展段階にあるe-learning環境であるWikiversityは、この種の取り組みとして容易に作用することでしょう。

しかし...[編集]

上記のすべてはあまりに簡単で、すべての協同する集団が学習コミュニティであると言い切ることはできません。どのようにタスクが提議され議論されているかによって、Learning communityたり得るといったほうが正確かもしれません。協力・非集中・分散という考えに立ち返ってみましょう。私たちはが適切な、機能した学習コミュニティにいる人々に「自分たちは本当にコミュニティの一部であり参加者である」とうことを言い添えなければなりません。誰かが支配していたり疎外感を抱く人がいるようなグループもあることことを私たちは承知しています。これはすなわち学習コミュニティにおける全ての仕事が平等にいきわたるべきであるということではありません(ヒエラルキー的要素を発展させている学習コミュニティも存在します。)。むしろ各個人はいつでも何かを付け加えることができ、各個人のニーズが学習コミュニティの機能となるために認識されなければならないことは確かなのです。

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