Topic:民法 (総則)
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民法 (総則)では、民法の総則部分について学ぶことが出来ます。
この学科は、日本法の学科の一部であり、法学部に属しています。
民法はいわば、人々の私的な活動に関するルールであり、所有権や抵当権などの権利、売買や賃貸借・雇用などの契約、損害賠償などといったものを規定する法律です(詳細については民法とはを参照して下さい)。法律は意識されていなくとも、日常生活を送る上で必ず関わりを持っている分野といえるでしょう。
民法はパンデクテン方式を採用しているため、各規定の共通部分が前へ前へと括られ、民法全体に共通する部分が総則となっています。そのため、民法総則は民法の理解には必須ではあるものの、具体性を欠き、分かりにくい面もあります。細部には拘泥せずに先へ進み、分からない部分が出てきた時や他の学科を一通り見た後にまた戻ってくるというのも一つの学習方法です。
なお、講座は便宜上名称を付け区別してありますが、どのような分類をするかやどのような順番が良いかは人によっても異なります。
講座
[編集]- 第1回 民法とは - ここでは、民法とは何であるのか、民法の扱う範囲やその体系、特徴などを取り上げます。
- 第2回 自然人 - ここでは、権利能力、意思能力、行為能力や制限行為能力者制度などについて取り上げます。
- 第3回 法人 - ここでは、民法に定められる法人、権利能力なき社団などについて取り上げます。株式会社等については会社法を参照してください。
- 第4回 法律行為 - ここでは、法律行為について取り上げます。
- 第5回 意思表示の瑕疵1 - ここでは、心裡留保と虚偽表示、錯誤について取り上げます。
- 第6回 意思表示の瑕疵2 - ここでは、詐欺・強迫について取り上げます。また、消費者契約法の規定もここで扱います。
- 第7回 法律行為の内容による無効 - ここでは、実現不可能や強行規定違反、公序良俗違反などについて取り上げます。
- 第8回 無効と取消 - ここでは、無効と取消の効果などについて取り上げます。
- 第9回 代理 - ここでは、代理や有権代理(有効な権限を持つ代理)、代理権濫用について取り上げます。
- 第10回 無権代理 - ここでは、無権代理(有効な権限を持たない代理)について取り上げます。
- 第11回 表見代理 - ここでは、表見代理(有効な権限を持っているように見えた代理)について取り上げます。
- 第12回 条件と期限 - ここでは、条件と期限について取り上げます。また、期間の計算についてもここで扱います。
- 第13回 時効 - ここでは、時効や時効の中断などについて取り上げます。
- 第14回 信義則と権利濫用 - ここでは、民法の基本原則とされる信義則と権利濫用について取り上げます。
略など
[編集]条数だけで示してあるものは、民法の条数です。
参考文献
[編集]この学科全体に関するもの。発行年月日の新しいもの順。